2018年12月からグローバルリリースされたブロスタ。
世界的に大人気のゲームですが、実際どのくらい人気なのでしょうか?
この記事では、ブロスタオワコン説について調べてみました。
【結論】ブロスタはオワコンではない
結論からいうと、2024年現在、ブロスタはまったくオワコンではありません。
2023年9月には、累計売り上げが20億ドルを突破し、世界的な記録を残しました。
20億ドルを突破したアプリは世界で53タイトルしかありません。
2022年9月~2023年8月の一年間では、世界で最もダウンロードされたゲームアプリとなり、全世界で3700万ダウンロードされています。
これは、同ジャンル(アクション>乱闘)で人気があるONE PIECE(ワンピース)のゲームアプリ「ONE PIECE バウンティラッシュ」を大きく引き離している数です。
Supercell「ブロスタ」の全世界での累計消費支出が、20憶ドルを突破
data.ai のGame IQ「アクション > 乱闘」ゲームカテゴリ内で史上最高の売上を達成し、累計消費支出20憶ドルを記録した53のアプリのうちのひとつにフィンランドを拠点とするゲーム会社、Supercellのゲームアプリ「ブロスタ」の全世界における消費支出(iOSおよびGoogle Play)が、2017年6月のローンチから6年で累計20億ドルを突破したことがモバイルデータをAIで提供するdata.aiの調べで明らかになりました。これにより、「ブロスタ」は、ローンチからの累計消費支出が20億米ドルを超えた他のゲーム(39タイトル)とアプリ(13アプリ)にのひとつに加わりました。また、消費支出を国別で見ると米国がトップとなり、過去12ヶ月で約4000万米ドルとなりました。
この最新記録は、人気アニメ「ONE PIECE(ワンピース)」のゲームアプリ「ONE PIECE バウンティラッシュ」や、オートバトル型シミュレーションゲーム「スペースアリーナ」を抑え、「アクション > 乱闘」ゲームカテゴリ内で史上最高の売上を達成したことになります。ローンチからの累計消費支出が20億米ドルを超えた計53のゲームアプリおよび非ゲームアプリには、リアルタイムストラテジーゲーム「クラッシュ・オブ・キングス」や、ビンゴ・スロットゲーム「ビンゴ・ブリッツ」を含む著名40タイトルが含まれています。
また、data.ai によるモバイルゲームデータ分析ツールのGame IQによると、「ブロスタ」は「アクション>乱闘」ゲームカテゴリ内で、2023年1月から現時点までで世界で最もダウンロードされたゲームとなり「ONE PIECE バウンティラッシュ」や「ベッドウォーズ」といった、同ジャンル内の他のゲームを大きく引き離しました。「ブロスタ」の過去12ヶ月間(2022年9月~2023年8月)のダウンロード数は、ブラジルがトップ、次いでトルコ、米国と続き、全世界で3,700万ダウンロードという驚異的な数字を記録しました。
ファミ通APP
セールスランキングも堅調
本記事執筆時点(2024年4月)でも、日本のゲームアプリセールスランキングは23位。
アクションゲームランキングでは4位です。
リリースされてから6年が経過しているにもかかわらず、上位のランクキングを維持しています。
売り上げやダウンロード数から見ると、ブロスタはオワコンとは言えないでしょう。
運営会社(SUPERCELL)も信頼できる
ブロスタは運営もしっかりしており、ファンをとても大切にしていることが伝わってきます。
ゲームモードやイベントなどは試行錯誤しながら開発&リリースしており、ユーザーの反応が悪ければすぐに手入れをし、また新しいイベントやゲームモードを作っています。
完璧を求める日本のユーザーからは不満の声もあったりしますが、海外では臨機応変な対応に温かみを感じるユーザーも多いようです。
たとえば、2023年9月のブロスタトークでは、パワーリーグというゲームモードが新規ユーザーにとって敷居が高いことを明かし、近いうちに誰もが楽しめるものに作り直すと伝えました。
その後、2024年3月にパワーリーグの代わりとなる「ガチバトル」がリリースされ、実際に以前のパワーリーグよりも楽しいゲームモードとなっています。
そんな運営が最も力を入れているブロスタの世界大会「ブロスタチャンピオンシップ」は毎年盛大に開催され、2022年の決勝大会はパリのディズニーランドで行われ、世界中の注目を集めました。
なぜブロスタはオワコンと言われるのか?
そんなブロスタですが、日本ではなぜオワコンという意見が聞かれるのでしょうか?
理由は3つ考えられます。
- マッチングの問題
- インフルエンサーがブロスタの露出をしなくなった
- 日本での世界大会の認知度が低い
この3つです。
1.マッチング問題
まず、ブロスタでは高トロフィーになればなるほど、マッチングに時間がかかります。
さらに、マッチングしても同じ人と当たったりするので、プレイしている人が少ないのでは?と思ってしまうんですね。
逆に、キャラクターのトロフィーが少ない(ランクが低い)段階で野良マッチングすると、対戦相手や味方がボットになるケースがほとんどです。
こちらも、プレイしている人が少ないのかな?と感じてしまいますね。
これが、プレイ中に感じるオワコン感です。
2.インフルエンサーがブロスタの露出をしなくなった
ブロスタがリリースされてから1年〜2年(2019年〜2021年)にかけて、色々なインフルエンサーの方がブロスタのプレイ動画をYouTubeに投稿していました。
有名なところでは、声優の花江夏樹さんや江口拓也さん、YouTuberのはじめしゃちょーさんなどなど、そうそうたるメンツです。
しかし2022年くらいから、インフルエンサーのプレイ動画はあまり投稿されなくなりました。
彼らがブロスタをしていないのかは分かりませんが、ブロスタ動画の露出を減らしたのは確実で、そのためにオワコン感が漂ったのかなとも思います。
3.日本で世界大会の認知度が低い
日本で世界大会の認知度が低いところも、ブロスタのオワコン感に繋がっている気がします。
ブロスタの世界大会はYouTubeで全世界に生放送され、賞金総額は75万ドル(約1億1400万万円)で、優勝すれば25万ドル(約3800万円)という大金がかかっています。
大会中はプロのMCが会場を盛り上げ、実況&解説もサッカーワールドカップにも引けを取らない白熱したマイクパフォーマンスが聞けます。
知名度や賞金金額ともに、世界でも大規模なeスポーツ大会であることは間違いありません。
さらに、この大会は日本人チームが過去(2021年・2022年)に2連覇したこともあります。
にもかかわらず、なぜか大会の認知度が低く、世界大会の中継を楽しみにしているのはコアなファンだけという状態です。
これは、日本にeスポーツの大会を楽しむ文化がそれほど浸透していないことも理由の一つだと思います。
ブロスタの世界大会が、ブロスタを知らない人が見ても楽しめるくらいになれば、オワコン感はなくなるかもしれません。
以上、ブロスタがオワコンではない理由と、オワコンのように感じる理由でした!